Chat-GPTに新たにMemory機能が実装された。
この機能により、Chat-GPTとの会話の文脈を維持し、より効率的なやり取りが可能となる。本記事では、Memory機能の使い方と具体的な利用シーンについて述べる。
目次
Memory機能の概要
Memory機能は、Chat-GPTとの会話中に「覚えておいて」などの指示を与えると、GPTがその内容を記憶し、後の会話で活用する機能。
記憶した内容は、GPT内の記憶リストに自動的に追加され、後から削除などの管理が可能である。
以前から存在したCustom Instructionとの違いは、Memory機能が会話の中で自然に使えるという点。
Custom Instructionは役割や思考回路・性格などを書くのに特化していくんだろう。
Memory機能の具体的な利用シーン
1. コーディングの前提条件を伝える
例えば、CSSはTailwind Frameworkを基本使うように指示する。
Tailwindのついでに普通のCSSも答えようとするので、それは不要だと伝える。


このように会話の中でMemoryの指示ができるのは便利だ。
2. DALLE-3への指示
スライドに利用する挿絵・アイコンを描画してもらうことが多い。
ただ背景があると使いにくいので、スライド用の絵を頼むときは「白背景・フラットデザイン」で常に描くように覚えておいてもらう。


3. 自分の環境を記憶してもらう
例えば自分がWindowsを使っていることを覚えておいてもらうと、「Macの場合」などといった不要な情報を出さないようにしてくれる。



まとめ
Chat-GPTのMemory機能を活用することで、会話の文脈を維持し、より効率的で自然なやり取りが可能になる。
会話の中で気軽に機能が使えるというのがChat-GPTならではだし、痒い所に手が届く良い機能だと思う。